|
いやはや遅ればせながら私もやっと00(ダブルオー)を購入できました。
キットのよさを生かしながら、あくまで自分好みの可動アレンジを行ないたいという思いより、外観上ほとんどわからないよう内部機構のみに変更を加えていく方向といたしました。
特に今回気をつけたのは肩の部分でして、00関連ではエクシアをはじめ、ショルダ部も連動して可動する、もしくは最初から可動させる為のデザインアレンジが行なわれているという設定関連が念頭にありましたので、あくまで個人的な好みではありますが、今回肩機構では「タイトな状態を維持ながらも可動する」という方向にしてみました。
|
|
頭頂部
頭頂部の赤いパーツですが、劇中では発光ダイオードのように内部からデジタル表示文字?がでてましたが、その雰囲気を極力合わせてみたく、赤い部分を塩ビのクリア、裏側よりカラーテープで設定してみました。
フェイス
既存が少し細め?だと思うのですが、少しでも横に広く見えるようにと、アレンジとしてほほの部分にステー状のものを追加し気持ち横方向にも太く見せるという自分なりの工夫を行なってみました。
素材はPVCの残材と非常に細か部品は消しゴムです。
頭頂部のアンテナをプラ板に変更していたり、顔横のダクトはスリット形状にしてみたりしています。
|
|
ダクト部は内部に模擬メカを設定し、腕部を開いた際など開きすぎず、閉じすぎない好みの開き角に設定し、少し開くようにしてみました。
※撮影時期によりこちらの画像の一部分では頭頂部の赤いパーツが改修前の状態のものになっております。 御了承くださいませ。
|
|
・ショルダパーツ 【ロック機構付単独可動】構成
ショルダパーツでは自立時などの特定のポーズではロック機構が働き正常時を維持し、可動の際は解除され、又ショルダパーツがくるくる回ったりする事がないよう補正されています。
【分割可動】構成
ショルダアーマ本体は内部に中間軸を設けておりまして、本体側に向かって屈折可動を行ないます。 (台座設定:プラ板 軸:目がねネジ)
・センタアーマ 【2軸+補正機構付可動軸】構成
動いても胸部と胴体の動く角度に合わせ丁度中間位置に常に配置されるよう設定しています。
|
|
こちらがショルダアーマ内部の分割可動機構になります。 右上の画像:
先の画像で少しお話させていただきましたが、ショルダ側にも本体側(内側)に向かってパーツが屈折動作を行なうよう中間軸を設定してあって残材のプラで接続ベースを作成し、接続は めがねネジにて締めこんでおります。 可動時のゆるみ防止や強度出しにも一躍かっております。 下の2枚の画像: 下左側:通常時
下右側:屈折可動(パーツの屈折部分に凸凹形のフィンのようなパーツがついてますがこの部分のみ青いPVCの残材になります。)
実際ショルダパーツ内側の画像から漏れてしまっているのですが、腕部への軸通し穴の部分にはパーツの回転防止のストッパが後から追加されております。
左上の画像:
本体側に深くボールの軸点をとっているので、それに合わせ、腕部側もストロークを大きくとらせております。
|
|
丁度右側のダクトですが、画像では少しわかりづらくて恐縮ではあるのですが、実は先端部分が内側に倒れこむように曲がっておりまして、先ほども少しお話させていただきましたがショルダそのものにメガネねじで中間軸を設けておりまして、本体側に向かって屈折可動を行ないます。
動きに関しましては可動テストを重ねまして、曲がりこみすぎるとすごく形が悪くなってしまうので、腕部の動きに妨げにならないよう実は動いている・・・という感じに調整いたしております。
|
|
手首には横方向にポリ棒を仕込んでありまして、作成中に発生したポリ棒の残材を使用しております。
|
|
胴体を前方に落としこみ、思い切り腕部を前に伸ばした画像になります。
腕部がショルダパーツごと前方に伸びる形で張り出し、ダクト同士が接触するまで曲げこみが可能です。
少しわかりずらいですがこの時センタアーマは本体にめり込んでおりまして、前屈動作に加担する役割をもたせております。
左肩上部に丸い穴があると思うのですが、ショルダ部分割化によるメガネねじ用の内部側の差込幅を実測する際に使用した測定穴になります。
|
|
上の画像: ショルダーのベースとなる肝の部分になります。
既存ですとショルダパーツ側についておりましたボールパーツですが、設定位置を変更し、本体内側の目一杯深い位置に設定しております。
これは腕部側の軸長のストロークを出来るだけ大きくとり、又深い位置に軸点を設定する事により、より大きく可動域を確保する為にとった方法になります。
下の画像:
胴体はキットですと胸部と胴体2分割になるのですが、可動の際、可動角を更に大きく設定しているので、胴体の継ぎ目部分ががばっと開かぬよう下部分の胴体パーツを更に2分割し、計4分割としております。
個々の胴体パーツは本体の動きに合わせ極力追従した動きをするよう部分的に連動パーツを内部に設定しております。
その他: 本体軸
キットのものを流用し、先端に以前加工中に発生したボールパーツのボール部分の残材をキャップ状にして被せ、本体のPVC側に穴あけにより受けを設定、少しきつめにとりつけております。
股関節軸単独可動
股関節は丁度ネジ式になっているので、余分パーツを削除し股関節パーツのみ単独でロール可動を行ないます。
腰アーマセンタ側:上方向へのスライド可動
|
|
アクション画像などを少しばかり。
配色そのものはキットのままになります。 塗装はつや消しクリア+影は主にB6鉛筆、リアルタッチマーカ +色パーツの隅には部分的に油性、水性青マジック、赤マジック +つや消しクリア。白い部分は撮影の際ハレーションを起こして いて折角のエッジだし効果が台無しに・・・。とほほです。(^^;)
|
|
胴体にためをつくりながら、大きく腕部をふり上げた形の画像になります。
|
|
やっやはり最後はこちらの画像になりましょうか・・・(^^;)。 随分久しぶりのかかと落とし画像になります。
もっとも通常はここまで動かさないかもしれませんがこの際もひざと胸部ダクトが接触するだけの角度をあくまで許容としてもたせております。
|
|