|
|
製作コンセプトは「ミキシングでお手軽」なつもりやったのですが思いの他大変になってきたので止めにしまして、『アクションポーズをバシッと決める』に方向転換いたしました。
制作方法はご覧の通りのガンダム2ndとギャンのミキシング(つーかギャンは部品取りって感じですが…)と各部のパテ盛り削りです。
アクション系の改造は
@丸っこい肩アーマの取り付け関節追加
A太ももの回転軸追加
B腰アーマーの分割可動加工
C英ースさん式かかと改造
などしております。
あと胴の可動の為に腹部を大きくえぐりとって隙間が目立つのでクラウンさん式の腹部カバーをしたいなぁと思っております。
あとはなかなかカッコよくなってくれない顔をどうしたものか〜・・・
|
|
ギャン制作ノート@ 制作動機編
03年春ごろ、GN○というネットゲームをしていて無性に立体のガンダムが欲しくなりまして初めて買ったMIAが今回ベースにしたガンダム2ndでありました。
一緒にガンキャノンとジムも買って、当時はバリバリの連邦派でした。(今でもそのつもりですが・・・)
その後ゲームはやめてしまって時間が出来たのでMIAをカッコよく塗ってみようと思い立ち、資料を集めようと色々検索していて出会ったのがchuheiさんの『Ccustom
studio』でした。ここで皆様に心温かいレスを頂いたのがきっかけで本格的に模型趣味を再開します。
アルオペ風ザクを作り始めて一ヵ月半程した頃、ほぼ形は出来上がって来ており少量のパテを盛っては削るという仕上げ作業に入っていました。その作業中に出る余ったパテで何気に作ったのが今回のギャンの頭部です。八月の末の事でした。
|
|
ギャン制作ノートA 制作開始編
当初は簡単にミキシングで制作を…と考えてましたので出来るだけガンダムのままでギャンに見えるようにしよう・・・と考えました。
ほぼガンダムだったような気がした近藤和久の『オペレーション・タイタン』(ホビージャパン別冊ガンダムウェポンズ2
1992年1月・・・に載ってたらしいです)版のシャア搭乗機にする事にしました。
が、当時持っていた本が無くなっていたのでまんだらけで近藤和久本を買いあさって『GO
AHED』という作品集に収録されているのを発見。ベースのガンダム2ndとギャンとを並べて使えるパーツを選別してスケッチを描いたりしつつパーツを組み立てて見ました。
腰の外装だけギャンの股間パーツがガンダムの股関節パーツに入ってくれなかった為股関節パーツの出っ張りを削って付けてますがその他はまだ無加工です。
「カッコ良くなりそうやろ?」と嫁に問うても首を傾げられるばかりであったこの状態を我が家では「足軽」と呼んでました・・・
|
|
ギャン制作ノートB
肩制作編
制作編です。小出しにしてすみません、一気に書く時間がありませんで^^;
全体のプロポーションを決める上で重要と思われる肩アーマーですが、ギャンのノーマルでは小さすぎる上に肩関節を兼ねた構造はガンダム2ndとは相性が良く無さそうでしたので新造することにしました。
まずはガンダムの肩アーマーにパテ盛りしてみましたが、腕を横に上げるために大きく切り欠きを入れる必要があり『球形』なギャンの肩らしくないのでボツにしました。
ここで悩みました末、肩の外側にジョイントを設けて新造した肩アーマーを取り付ける方式を思いつきました。
ジョイントはボールジョイントで肩に取り付け用のプラ材を張り付けて差込で接続、肩アーマー内部にもポリキャップを仕込んでこちらでも可動するようにした四軸可動化の結果、腕を上げたり開いたりしても肩と胴体の位置がおかしくならないようにポーズをつける事が可能になりました。自分的にはこの時点で完成したも同然って思ったのですが・・・
また、肩アーマーは下面と胴体側のみの切り欠き(穴)で済ませる事が出来て横から見た時にも球形の肩アーマーの雰囲気を損なわないように出来ました。
オペレーション・タイタン版シャア搭乗機の肩アーマーにはアンテナが立ってましたが丸い肩にしたかったのと足のデザインを変えたかったのでこの時点からテレビ版ギャンのオリジナルアレンジに方針変換しました。
|
|
ギャン制作ノートC
魅惑の脚部編
さて本題、制作回顧録『脚編』です。
今回最も時間の掛かった部分です。なんせ片側6個×2も部品ありますから・・。足の制作で一番のネックはくるぶし間接につけたアンクルガード部でした。
ガンダムのアンクルガードを後ろ向きに付けたらケンプファみたいでちょっといい感じでしたのでそれをベースに各種パテ盛りで作ったのですが、同じく加工したスネと合わせて足首をつけて見ると…足の甲がすねの先に当たってしまいほとんど動かない状態になっていました。
形状はかなり出来上がっていて変更は困難でしたのでくるぶし部分を大きく前傾させた『くるぶしで背伸び』をした状態にし、英ース式かかとにしてくるぶしに接着していたかかとを再度切り離してボールジョイントで背伸びした分取り付け位置を下げてます。副産物としてかかとが稼働しますが…あんまり意味は無いです。
あと太ももに回転軸を追加してポーズ付けを楽にしてあります。Gガンの頃はプラモの定番工作だったようです。
くるぶし背伸びと太ももの軸の台座にしたプラ板の分で数ミリ脚が伸びてます。
すねは左右対称になったので複製で作っとけば楽だった・・・とあとから後悔しました。
|
|
ギャン制作ノートD豊満な胴体編
新作作り出してから続き書いてなかったので画像は取り直して無いですが書き上げ目指してがんばります。(誰も読んで無くても尻切れにならないようにしないと。。。)
胴体と腰は切った張ったの加工ばかりで特に目新しさは無いのですが、モビルスーツは腰が命!なので胴間接部が良く動くようにお腹の蛇腹の下のほうは切り飛ばしてます。
開いた隙間にはクラウン式ゴムカバー…をしようと思ったのですけど巻きが上手くいきませんでして断念。代わりにスポンジに穴をあけたものを黒く染めて腰との間に挟み込んでます。
スカートの可動は短いスカートなので当初やめとこうと思ってたのですが目一杯の技術を注ぎ込もうと思い直し決行しました。
アルオペザクのスカートはボールジョイントで付けてたのですがポロポロ落ちてしまってましたので今回はコトブキヤのポリパーツでYジョイントというやつを使いました。
これはプラプラと動いてくれる割になかなか外れなくて具合がイイと思ってたのですが、小さいもんではめ合せるのがちょっとグニャっとして面倒でした。失敗してパーツもだいぶ痛みましたし・・。
加工したあとでゴムで繋ぐくまプーさん式とかが発表されてちょっと後悔したりしました。
|
|
ギャン制作ノートE怒涛の武装編
続いて武装編です。
武器類は今回始めて気合入れて作りました(笑)
メインは英ースさんにご提案いただいた『槍』です。槍=格闘用武器 はありきたりかと思い意表を突きたくてでかい大砲にしてみました。
これを作り始めた時はギャンクリーカーとかギャンマリーネの存在を知らなくて流用は思いつきもしなかったので簡単なスケッチで形を決めてプラ板工作ででっち上げました。
当初は傘の部分を開いてガングリップが出るというギミックを仕込んでいたのですが、年末完成予定の進行の都合で取り払ってしまいました。
もう一つのメイン武器『ギャンシールド』ですが、これはほとんど元のままですけど、あまりに重くてガンダムの細腕では構えられないため内部のハイドボンブのモールドを削り取って軽量化してます。
グレネードランチャー本体はコトブキヤの武器セットのままなのですがジョイントを作ってランドセルに取り付けできるようにしています。
ジョイント本体はグレネードランチャーにセンサーを付けるためのステーの部品なのですが、これがスナップフィットでグレネードランチャーに付けられる為関節技のボールジョイントを差し込んでジョイントに使いました。
ランドセル側の受けの方ですが、ランドセル上部の半球部分を一回切り取って都合よく付いているスリット状のモールドを開口してさらに中をエグって殻だけにして、残ったランドセル下のロケット部分に穴を明けてボールジョイントの受け側を取り付けて半球のカバーを取り付けてます。
関節技はボールジョイントの受けにスリットが入っていて180度も動いてくれるのでスリットに添っていい感じにジョイントが動いてくれます。
なんちゃってギャンキャノンにも出来るかなぁとか遊んでしまいました。
ビームサーベルはガンダムのビームジャベリンのグリップ部にバーニァと丸モールドをくっつけてそれらしくしてみました。まんま懐中電灯みたいでお気に入りです。
刀身はこれもコトブキヤのモデリングサポートグッズのビームサーベルを使い真鍮線でグリップとつなげてます。
90ミリマシンガンはGP01のまんまです。
武器も一杯あると楽しいってのがちょっと判ってきました。
|
|
ギャン制作ノートE最終回:頭部編
何をカッコよくしなきゃいけないって顔(頭)くらい気合入れなきゃ駄目なパーツも無いのでは無いかと思うくらい時間も手間も掛けた頭部です。
ポリパテ塊からの削り出しで削っては盛って削っては盛ってを他のパーツの硬化待ちの間とかにずーっと繰り返してました。
当初モノが小さいのとスリットが細いのでモノアイは無しで溝だけ彫ってたのですが、監修者(嫁)に『モノアイ付けて可動にしなきゃ駄目』とリテイクを言い渡されてしまいました。
考えた末アゴを切り離して軸を入れて左右にだけ可動できるようにしました。(どうせ上下になんて動かさないと思いましたし)
無塗装&頭部単状態だとモノアイもそれなりに表情ついて見えたのですが完成後はほとんど見えなくなってしまいましたが、じっくり見たときの隠し味として良い感じかなと思います。
|
|
|