えー、見ての通り(って分かるかなぁ?)戦場の絆での愛機(最近やってませんが)ジムコマンドです。
とは言え、宇宙用の予定なのですが・・・。
思いっきり強引な設定ですが、ユーグ・クーロ一年戦争の乗機です。そう、ユーグ隊長と言えば、ファントムスィープ隊、ファントムスィープ隊と言えば、「追討軍」。そう、そういう設定です・・・強引ですいません。地上用を作るにはバックパックがなくって・・・。
まぁ、ABSって改造しにくいったらありゃしない。
薄いパーツや細いパーツ以外でABSにする意味がないかなぁ・・・なんて再認識しました。
完成品トイですから、改造しにくいって理由はナンセンスなんですけど、最近のPVCと比べてエッジが立ってるとも言えないわ、軽いわ、可動を制限するわ、落としたら壊れるわで。利点はコスト面だけじゃないかなぁ。
ま、それはともかく、弄ってみました。胸はABSで細かい細工が出来ないため、リューターで大きめに削って穴を作り、その穴にエポパテを埋めて、PVCで作った型を押し付けて内部のエッジを出しました。押し付ける前のPVC型には離型剤としてメンタームを塗ると綺麗に型が出ますよ・・・というか、こういう方法でしか精度が出ませんね。
腰アーマーはプラ板で加工しました。凸凹や傷を消そうと溶きパテを使っていますが、下の部分はジム砂Uそのままです。
顔はエポパテ造型です。穴部分は型押し付けというやり方です。
パテで埋める前にパチリ。
2mm軟質塩ビ板を画像のように隙間にドンピシャになるように切り取ってはめ込み、上から黒い瞬間接着剤で固定しました。
軟質塩ビは透明ですから、上から重ねるだけでキッチリと型どりが出来ますので、便利。
接着のは気を遣いました。
関節部分は非常にタイトに作ってますから、開口部内側に接着剤が漏れないように、出来るだけ塩ビをタイトに切り取って、はめ込んだ上からチョイチョイと棒を使って黒い瞬間接着剤を塗り、隙間からはみ出さない内に、瞬間接着剤硬化スプレーを「ブシュー」とかけて・・・モタモタしてたら台無しになるので気は遣いましたね。

それと開口部分です。かなり削り込んでるでしょう?削り込みすぎると外側に突き抜けるし、結構タイトな作業です。
ふくらはぎのスラスターは、色々と考えた結果、彫り込み式にしました。WAVEか何かのバーニアパーツを組み込もうかなぁとも思ったのですが、ちょっとパーツの大きさ的に難しいし、設定上も彫り込み式なので。

で、このように一旦、リューターでハードに削り込みます。
そしてパテで穴を埋めた後、胸ダクトと同じ方法で塩ビ板で作成した凸型を押し込み成形します。押し込む前に「メンターム(メンソレータムは高いので)」を離型剤として塗ることもお忘れ無く。
ふくらはぎスラスターをご覧下さい。
ちょっと見難いですが、こんな感じになります。結構シャープに出来たんじゃないかと・・・
バックパックはGFFからの流用です。流石に自作はしんどくて。
塗装前の1ショット。
若干の表面処理をすませば、塗装に移ります。
愛が詰まってるでしょ?
もう私の技術でジムスナイパーUをジムコマンドに似せるように工夫するだけで大苦戦。
基本的にはムック本「マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム」に掲載のジムコマンドを参考に造形しました。だって、これ、凄く格好良いんですもの。それと、Studio RECKLESSの作例(ここの凄く好き)やHGUCなども参考にしました。
どこまで似せられたのかは、まぁ・・・良いじゃないですか。
結構動きます。
というか、ジムスナイパーU自慢の膝パーツ独自可動をオミットしても可動に一切影響がないです。
公式サイトには

>膝アーマーが独立可動し、立ち膝による狙撃ポーズも可能。

と書いてますが、独立可動しなくても大丈夫です。あれをやったせいで関節が間延びして、図体がデカくバランスも悪くなったと思います。まぁ、独立可動自体は嫌いではないですが、何だか説明が嫌だなぁと。
確かに、膝アーマーを固定にすると膝関節パーツが剥き出しになるので、それを隠す意味はあったとは思いますけど。
改造素体と。
まぁ、このジムスナイパーUも膝を弄くってますけどね。
基本は同じパーツを流用したチョイ改造的なものですが、頭を弄くったせいで結構変わって見えますね。
頭だけは、色々と細かい部分を弄ってます。ちょっとした削りの角度で見た感じが大きく変わったりと造型って奥が深いですね。左右のひさし部分が肝で、バルカン仕込まなくてはいけないし、角度調整が大変だし、その割りにスペースはタイトだしで、大変でした。
が、まぁ、やるだけやれて満足です。何度も書きますけど。

耳のバルカンマガジンケースですが、適当な丸パーツがなかったので、Hアイズ使いましたけど、色的にGNドライブ搭載機みたいになったのが面白かったです。
顔です。
ジムコマンドの特徴であるEを横にしたようなラインを表現するのがとても難しかったです。
HGUC等と較べて頂くと分かるのですが、本来、設定画のジムコマンドは左右のひさしの部分が小さいんです。
でも、元のジムスナUの顔がかなりシャープに、そしてジム顔から突出してヒロイックに作っているせいで、そういう処理は無理。スリム過ぎて、アナゴ君みたいな顔になっちゃいます。
それで、悩んだ結果、閃いたのが「マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム」でのジムコマンド。これにはひさしがあるんですよね。それでいて格好良い。ホント、この本を買って良かったなぁと。
まぁ、マスターアーカイブとも若干違うんですが、これはオラ解釈という事でご容赦下さい。もうこれ以上は無理。
でも、造形って楽しいですね〜。徐々に思うようなものに出来上がっていく快感は素晴らしい。
アゴは作り直しました。ああいう小さいパーツで無理して塩ビ板を使うよりも、エポパテで丁寧に造型した方がずっと綺麗に仕上がりますね。適材適所ってことで。
完成です。
頭部のカメラ部分は面を綺麗に出すためにプラ板を入れました。そして若干エッジを出したという感じ。
胸のダクトはプラ板で作り、はめ込みました。
これで何とか自分なりには納得出来たかなと。
では塗装の作例解説です。
塗装ですが、下地はいつものようなVカラーは一切使わず、Mr.レジンプライマー・サーフェイサー スプレー [ライトグレー]を使いました。
理由はABSにVカラーでは塗膜強度が不安だったためです。
ですので、お得意の黒立ち上げはしてません。プレーンな1色ベタ吹きになります。

塗膜ですが、少なくともABSにはガッチリと食い付きます。
画像の用に結構強く引っ掻いても剥がれませんでした。油分があると弾く性質らしく、シールドの下の部分は安定していないのがよく分かります(それでも食い付きましたが)。
ただ、ABS部分はガンダムカラーを乗せても剥がれませんがPVCとの相性が悪く剥がれます。

それと、これは私が下手くそなんでしょうけど、スプレーだとどうしても塗膜が厚くなってモールドを消してしまいそうになりますし、乾燥が遅いせいで、余分な液がマスキングした部分を浸食したりもしました。
ですので、プライマーを使う場合は瓶入りのものを使い、エアブラシで吹き付けた方が良いと思いました。

ちなみにスカート裏は下地無しでVカラーの筆塗りをやりました(パーツがガッチリ組み上げられていてバラすのが容易ではなかったため)が、ここの塗膜は強固です。
ということはVカラーで充分なんでしょうね。
次回作はVカラーで下地しようと思います。